御開帳大回向柱受入式(平成21年3月29日)

御開帳大回向柱受入式(平成21年善光寺御開帳)



牛に引かれた回向柱が善光寺へ

写真出所:「善光寺御開帳」公式ハンドブック(平成26年)、善光寺御開帳奉賛会・信濃毎日新聞社

回向柱受入式は3月29日の午後2時30分から行われます。

そもそも回向柱とは、御開帳期間中に本堂前に建てられる高さ約10メートルの巨大な柱。信州善光寺御開帳のシンボル的存在です。

回向柱には、御開帳で公開される前立御本尊の手と「善の綱」によって結ばれるため、前立御本尊に触れるのと同じご利益があると言われています。このため、御開帳期間中は回向柱に我先にと参拝者が埋め尽くしています。

御開帳の回向柱

善光寺御開帳のシンボルともいえるのが本堂前に建立される「回向柱」です。

回向柱は御開帳が始める前に、松代町の回向柱寄進建立会から善光寺に奉納されます。

善光寺木遣りの先導により、大名行列、姫行列、宝船などとともに牛に引かれて表参道(中央通り)を上っていき、善光寺本堂前で住職に目録が手渡されます。この行列は700メートルもある長い大所帯です。

引綱に触るとご利益があると伝えられており、沿道には見物客が大勢押しかけます。その数は数万人となります。

この大回向柱受入式を境に、一気に善光寺御開帳への期待が高まっていくことになります。