御開帳結願大法要(平成21年5月21日)

善光寺御開帳のクライマックス「結願大法要」



写真出所:「善光寺御開帳」公式ハンドブック(平成26年)、善光寺御開帳奉賛会・信濃毎日新聞社

御開帳結願大法要は5月21日の午前10時から執り行われます。

約2ヶ月間にわたる御開帳のクライマックスが御開帳結願大法要です。約3000人の参拝者が見守る中、御開帳の成満を告げる法要が営まれます。法要は善光寺の本堂で営まれ、天台宗(大勧進)・浄土宗(大本願)それぞれが法要を行うことになります。

善光寺如来との別れを惜しみ結縁の喜びをかみしめる

参拝者は前立本尊(善光寺如来)との別れを惜しむ一方で、善光寺如来との結縁の喜びをかみしめます。

午後5時には、本堂で「夕座法要」が営まれます。夕座法要では、参拝者が別れを惜しむ中、いよいよ前立本尊の厨子の扉が閉じられます。7年に1度、ようやく開かれた厨子の扉が住職の手によって閉じられる瞬間、参拝者からは感動と感謝の念が前立本尊に注がれます。

この瞬間に、信州善光寺の御開帳が終了するのです。

この結願が迫ってくると、御開帳の人出もますます増えてきます。全国各地からたくさんの参拝者を招き入れる信州善光寺、その信仰の大きさは御開帳によって証明されているとも言えます。