善光寺御開帳参拝のつぼ(1)

賑やかな善光寺の御開帳



参拝のつぼ【其の壱から其の四】

善光寺では御開帳期間中の参拝方法が変わるため、参拝のつぼという資料を配っています。ここでは、簡単にその中身をご紹介しましょう。

善光寺御開帳参拝のつぼ

【其の壱】 回向柱に触れる

回向柱は、善光寺御開帳のシンボル。本堂前にでっかくそびえたつ柱が回向柱です。この回向柱は、善の綱によって善光寺の本堂内々陣に安置された前立本尊様とつながっています。ですから、回向柱に触れることは、前立本尊様に触れていることと同じなのです。

【其の弐】 前立本尊を参拝する

前立本尊は、善光寺のご本尊の前にお立ちになる仏様です。善光寺のご本尊は絶対秘仏であり、過去も未来も誰も見ることができません。そこで、7年に1度だけご本尊に代わって前立本尊を拝見することができます。前立本尊は、ほぼ善光寺のご本尊と同じ形、同じサイズと言われていますので、是非参拝ください。

【其の参】 お戒壇めぐりをする

お戒壇めぐりは、ご本尊の真下にある真っ暗な回廊をめぐり、「極楽の錠前」を探しあてて、ご本尊と結縁する道場です。本当に真っ暗で周りは何も見えませんが、腰の位置辺りの壁に手を当てて進んで行くと、極楽の錠前に触ることができます。御開帳の時には大変な混雑となっていますが、善光寺名物であり、そして、全国的にも大きな規模のお戒壇めぐり。並んでも参加したいものです。

【其の四】 御印文を頂戴する

御印文は、善光寺御本尊の三体の仏様(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)の御分身と伝えられています。御本尊と同じ竜宮城の金でできていると言われ、通常は正月のみにしか受けることができませんが、御開帳期間中は特別に頂戴できます。若干並びますが、滅多に頂戴できませんので是非頂きましょう。