参拝券を入手すれば、いよいよ回向院に参拝をしにいきましょう。
出開帳が始まったと同時の回向院の入り口は下のような状態です。
当日券を購入した人から順次中に入って行きます。中に入ると、参拝券を確認され、公式ハンドブックをもらうことができます。
このハンドブックには、見どころや順路などが書いてあるので、その場で少し目を通すことをおすすめします。
ガイドブックの中に、参拝マップと順路が紹介されていますので、これは少なくても見ておくと良いでしょう。
以下の画像が公式ガイドブックで紹介されている参拝順路になります。注意が必要なのは、回向柱や出開帳仏への参拝と、お戒壇巡りを行う際の入り口が異なることです。もう少し簡単にいうと、お戒壇巡りだけ入り口が異なりますので注意が必要です。
上の参拝マップのブルーで示されているのがお戒壇巡りですが、これは回向院の山門(正面入り口)から入ることはできません。回向院の山門に向かって右側のビルを壁伝いに歩いていくと、お戒壇巡り専用の入り口があります。
よく分からない場合には係員の人がたくさんいますので聞けば教えてくれます。(黒い上着を着ている人は皆が出開帳関連の人です)
さて、お戒壇巡りは後にして、まずは参拝ルート、すなわち回向柱と出開帳仏様への参拝を行うことにします。
山門を入るとすぐに案内板がありますが、出開帳順路の方を進んでいくと、すぐ向こうに出開帳のシンボルとなる回向柱を見ることができます。
朝9時の時点ではまだまだ参拝者はほとんどいない状態です正面左の方に回向柱が見えます。前回、回向柱を見に来た時にはなかった「善の綱」が回向院の念仏堂に伸びているのが確認できます。(回向柱のうえの方に糸のように出ているのが善の綱です。この綱が、念仏堂に安置された出開帳仏の右手と結ばれています)
しかし、誘導ロープの規制量を見ると、ピーク時にはこのエリアは人で埋め尽くされることが想定されているようです。実際に、時間が過ぎるごとに参拝者は増えていたように思えます。
上は、少し明るいところからの写真です。
出開帳開始の時点では回向柱の周りにも参拝者はほとんどいない状況で、報道機関や関係者が少しいるぐらいです。
回向柱の真ん前で写真を撮影してみました。回向柱の後ろにある念仏堂に善の綱が伸びているのが良く分かります。なお、後ろで取材を受けているのは、今回の回向柱に斧を入れた陸前高田市で農林業を営む佐藤直志さんです。出開帳では、佐藤さんの映画も公開されることになっています。
しっかりと善の綱で結ばれているのが分かると思います。
この回向柱に触れることで、間接的に善光寺の出開帳仏に触れていることになり、たいへん縁起が良いということになります。しっかりと触るのを忘れないようにしてください。
私が参拝した時にはほとんど参拝者はいませんでしたが、混雑時に備えて、「6列にお並びください」という案内が出ていました。どれだけ混雑するのか想像もつきませんが、信州善光寺の7年に1度の御開帳では、1時間待ちとかが当たり前なので、そのぐらいは待つことになるのかもしれません。
そう考えると、人がほとんどいない状態での回向柱の写真というのは貴重なのかもしれませんね。
回向柱に触れた後は、いよいよ出開帳仏様への参拝です。
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