お戒壇巡りというのは、信州の善光寺ではかなり有名なものです。
真っ暗闇の中を歩いていき、善光寺のご本尊が安置されている真下にある錠前に触れることで、極楽浄土がほしょうされるというものですが、今回はそのお戒壇めぐりが回向院で再現されています。

回向院に再現されたお戒壇巡りを体験するためには、通常の参拝券とは別に、お戒壇巡り券(500円)が必要です。これは、お戒壇巡りの受付場所で購入するのではなく、参拝券販売所で購入する必要がありますのでご注意ください。
参拝券販売所は混雑する可能性が高いので、お戒壇巡り券は参拝券とセットで購入しておくと良いと思います。
⇒参拝券販売所について
また、参拝とは異なる入り口からお戒壇巡りは始まりますのでそれも注意してください。上のマップでいう③の場所になります。ここは、回向院の山門から行くことはできずに、山門に入らずにぐるっと回るような形になります。

上の写真のような道を進んでいくのですが、私がお戒壇巡りを体験しにいった時には誰もいなかったため、場所に迷いそうになりました。しかし、人出が増えてくればみんな同じ方向に向かっていくと思いますので、迷うということはないと思います。

お戒壇めぐりの入り口は、工事現場のようになっています。

念仏堂の外側を、ぐるっと取り囲むようになっているんですね。
少し進むと、受付がありますので、そこでお戒壇巡り券を提示してお戒壇巡りのスタートです。

この扉の中がお戒壇です。
写真撮影禁止とありますので、中の様子は写真を撮影していません。というよりも、見事に何も見えません・・・。
完全に真っ暗闇の世界を是非堪能してください。
このお戒壇は、出開帳仏の背中を通過していくことになるんですね。そこで、ありがたい結縁が結ばれるということです。
なお、中に入ると右側腰の位置に「ロープ」が張ってありますからありますから、それを手綱として前に進むのも良いかも知れません。
ちなみに、お戒壇は真っ暗闇を直進するということではなく、中は迷路みたいになっていますので、壁を伝っていかないと身体中の至る所を壁に当ててしまうことになりますので注意が必要です。
壁はコンクリみたいな堅さがあるので、ぶつかると痛いですよ。ゆっくり、壁伝いに歩くようにしてください。
中は何も見えませんよ、本当に。

長い暗闇を抜けると、出口となります。
お戒壇巡り、是非体験してみてください。
>> 両国長屋ストリート・両国駅西口【回向院出開帳体験記レポート7】
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