平成25年4月27日からいよいよ開催される、善光寺出開帳両国回向院。
4月19日に訪問した際は、1週間前とあってかなり急ピッチで準備が進められているような感じでした。
写真を撮影してきましたので、ご紹介しておきます。
既に回向院の境内に回向柱が建立されています
回向院を正面から見ると、中にトラックが入っているのが見えると思います。
大きな重機が見える手前には、出開帳で大きな役割を果たす回向柱が既に建立されています。
後ろでは大型の重機が稼働しています。
右手に見えるのが念仏堂です。念仏堂には、出開帳仏である一光三尊阿弥陀如来像がお座りになりますが、かなりの数の職人が作業をしていました。
こちらの写真の奥にあるのも念仏堂です。重機によって資材を運んでいます。今回の回向院の出開帳では、信州善光寺で有名な「お戒壇巡りが再現される」と言われています。
期待が高まる「お戒壇巡り」
お戒壇巡りは、出開帳仏の真裏に位置する「極楽の錠前」に触れることで極楽浄土が叶うといわれるものですが、出開帳仏が念仏堂に安置されるということは、お戒壇巡りも念仏堂に再現されるということなんだと思います。
念仏堂でいろいろな重機が作業をしているのは、お戒壇巡りを再現するための準備だと推測されますね。信州善光寺のお戒壇巡りは、真っ暗な45メートルの通路を進んでいくというものですが、それと全く同じものを再現するとしたらかなり大変なはずです。
45メートルの距離はかなり長いので、そこまで長くはならないのかなと思いますが、真っ暗闇というのが相当難しいのではないかと。信州善光寺のお戒壇巡りは、本当に全く光のないところで、これは御本尊の真下を通るため、地下のようなイメージだからです。
しかし、今回回向院で再現されるのは、出開帳仏の「真裏」とありますから、地下ではない可能性が高く、そうなると真っ暗闇にするのはたいへんではないと思うのです。だから、こんな大掛かりな工事を行っているのではないでしょうか。
いずれにしても、出開帳に向けて準備は着々と進んでいるようです。
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