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諏訪大社・上社前宮
四社からなる諏訪大社のうち、「上社前宮」は諏訪の祭祀の発祥地とされています。ここから諏訪信仰が始まったと考えれば、聖地ともいえる場所。
発祥地というだけあって、境内も本殿も非常にシンプルです。
鳥居をくぐり、石段を上がりながら、さらに上に進んでいくと本殿が見えてきます。
諏訪大社の四社は、それぞれが成立した経緯などを踏まえた姿を持っているところが魅力でもあります。
上社前宮は諏訪信仰の発祥と知ることで、参拝時にも特別な想いを抱くことができるのではないでしょうか。
境内の見どころ
諏訪大社・上社前宮の境内を写真で紹介します。


大きな鳥居があります。


上社前宮には石段が多くあります。



さらに上に進むと本殿に行くことができます。


本殿に向かう途中、石畳を通過していきます。

御柱が祀られています。
前宮一之御柱とありますが、上社前宮には4本の御柱があり、全てに触れることができるようになっています。
諏訪大社では、四社に4本ずつの御柱がお祀りされていますが、4本すべてに触れることができるのは上社前宮のみです。


諏訪大社・上社前宮の本殿です。


上社前宮本殿
前宮とは上社本宮に対し、それ以前にあった宮の意味とも考えられている。
前宮の祭神は、建神名方命(たみなかたのみこと)と、その妃八坂刀売命(やさかとめのみこと)と古くから信じられ、ここ前宮の奥に鎮まるところが墳墓と伝えられる。古来より立ち入ることが固く禁じられ侵すときは神罰があるといわれた。
四方には千数百年の歴史を有する御柱が七年目ごとに建てられ、現在の拝殿は昭和7年に伊勢神宮から下賜された材で造営されたものである。
2022年御柱祭中の境内
2022年は諏訪大社の御柱祭りが行われました。
2022年5月3日(里曳)の境内の様子を簡単に紹介します。






石段は木が貼られています。




御柱祭の期間は、諏訪大社の参拝者は急増します。
普段は静かな諏訪大社・上社前宮ですが、御柱祭の時は全く違う光景を感じることができます。
御朱印

諏訪大社・上社前宮の御朱印は、1種類だけです。
帳面書きをお願いすることができますし、書き置き(紙札)でもいただくことができます。

2022年は御柱祭が行われた年であるため、御柱年限定朱印が頒布されていました。
通常の御朱印に記念印が押印されます。この記念印は、100年前の御柱祭記念印を復刻したもので、御柱祭年だけ押印する記念印となっています(四社すべて異なる記念印です)。
御柱年限定朱印


通常御朱印に御柱祭記念印が押印されています。

諏訪大社では、御朱印の帳面書きをお願いすると、引換券が渡されます。
番号は整理番号となっており、単なる引換券ではありますが、参拝記念にもなるものです。
通常御朱印

平成28年にいただいた諏訪大社・上社前宮の通常御朱印です。
御朱印帳

御朱印帳も頒布されています。
上社前宮オリジナルというものではなく、諏訪大社オリジナルの御朱印帳となるため、四社共通のものです。
御朱印代(初穂料)
諏訪大社・上社前宮の御朱印初穂料は次の通りです。
- 諏訪大社・上社前宮の御朱印料(初穂料) 500円
2022年御柱年限定朱印は、通常御朱印同様に500円でした。
お守り

諏訪大社・上社前宮には種類は多くありませんが、御守りも買い求めることができます。
諏訪大社で頒布されている御守りは、四社ともに同じものとなります。
授与所・御朱印所



鳥居をくぐり、本殿に向かう途中の石段を右に行くと社務所・御朱印所・授与所が見えてきます。
御朱印や御守りはここで頒布されています。

普段はそれほど混雑していませんが、週末や行事のある時期には御朱印待ちの行列ができていることがあります。
アクセス
駐車場
諏訪大社・上社前宮には参拝者専用の駐車場が完備されています。


駐車場の場所は、諏訪大社・上社前宮の鳥居前となります。
参拝者は駐車場を無料で利用することができます。それなりの台数を停めることができますので、自動車でも安心して参拝することができます。
場所
- 住所 長野県茅野市宮川2030
- 電話番号 0266-52-1919
- 諏訪大社・上社前宮
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- 諏訪大社四社まいり