文殊堂が26年ぶりに御開帳!回向柱も建立されています
文殊堂の御開帳
文殊堂(長野県上田市鹿教湯)が、善光寺の御開帳に合わせてご本尊である「文殊菩薩像」の御開帳を行っています。
実際に参拝してきましたので紹介します。
文殊堂御開帳は、2022年(令和4年)4月3日~6月29日までの88日間となっており、善光寺の御開帳に合わせて行われています。
文殊堂御開帳に関する案内には次のようなことが書かれています。
二十六年ぶりの盛儀
文殊堂御開帳
総持は猶お妙薬の如し 能く衆の惑病を療ず
亦は天の甘露の如し 服する者は常に安楽なり
佛の説き給う明呪は、あたかもすぐれた薬のように、もろもろの迷妄に充ちた惑いの心によって起こる病をすっかり治し、また天神の用いる甘露のように、これを飲むものはいつでも安らぎに満ちしあわせであります。
総持の妙呪は能く一切の災難を除き、
般若の智火は、速やかに無量の煩悩を焼く。
限りない仏法の真義を総て持ち続ける明呪は、あらゆる禍、苦難を除き、般若の智慧を火に喩えるなら、まさしく、速やかに数限りない迷いの心を燃やし尽くすものであります。
文殊堂の回向柱
文殊堂に回向柱が建立されるのは、温泉開湯800年記念行事が行われた1996年以来となるため、実に26年ぶりとされます。
回向柱の上部には梵字が書かれ、四面には漢字が書かれています。
四面に書かれた漢字は次のものです。
・奉開龕本尊文殊師利大菩薩
・総持猶妙薬能療衆惑病亦如天甘露服者常安楽
・総持明呪能能除一切災難般若智火速焼無量煩悩
・維持令和四年四月三日當山廿世謹書
回向柱からは五色の綱(善の綱)が出ており、文殊堂の文殊菩薩像と繋げられています。
そのため、回向柱に触れることは文殊菩薩様に触れていることになり、功徳を得ることができるのです。
文殊堂の御朱印
文殊堂では御朱印をいただくことができます。
ご本尊である「文殊尊」の御朱印です。
文殊堂は、天龍寺が管轄しているため、大智山天龍寺と書かれています。
文殊堂の御朱印のいただき方と御朱印料
文殊堂に向かって右手に「文殊堂総受所」と書かれ他施設があります。
ここがいわゆる受付施設となっていますので、中に入って御朱印をいただくことができます。
御朱印は書置き(紙札)でいただくことができます(タイミングが合えば、御朱印帳への帳面書きもお願いできる可能性があります)。
1枚あたりの御朱印料は300円です。
なお、御本尊の御朱印1種類が頒布されているようです。
文殊堂のお守り
文殊堂手前の「総受所」では、御朱印のほかにお守りも頒布されています。
お守りはたくさんの種類がありますので、じっくりと選んでみてください。
また、絵馬などもいただくことができます。
総受所が開所していないこともありますので、参拝時に御朱印やお守りをいただきたい場合には、事前に電話で確認して問い合わせをしておくことが好ましいです。
問い合わせ先は、0268-44-2331(鹿教湯温泉観光協会)となります。
文殊堂への行き方・駐車場
文殊堂は、複数のルートから行くことができますが、急な石段を登りきった先に御堂があります。
この急な石段を迂回するルートもあります(上写真の左ルート)ので、現場で判断してください。
- 住所 長野県上田市鹿教湯温泉1368
- 電話番号 0268-44-2331(鹿教湯温泉観光協会)
文殊堂の駐車場
文殊堂自体の専用駐車場はありません。
そこで、鹿教湯の公共駐車場(無料駐車場)を利用してください。
鹿教湯にはいくつかの公共駐車場がありますが、文殊堂の無料駐車場としては、鹿教湯温泉交流センターの無料駐車場を活用するのが近いです。
グーグルマップ等で検索する場合には、「鹿教湯温泉無料駐車場」で検索してください
駐車場から徒歩3分程度で文殊堂へ到着することができます。
文殊堂の御開帳は、善光寺御開帳同様に4月3日~6月29日までとなります。
貴重な機会となりますので、お時間のある方はぜひご参拝ください。