Contents
【九社寺めぐり】9つの御朱印を効率的に集める方法

長野の社寺を巡って9つの御朱印を集める、「長野神仏武九社寺めぐり」が実施されています。
当初の実施期間(頒布期間)は、令和3年4月25日~令和4年5月29日まででしたが、善光寺の御開帳が1か月延長されて執行されることになったため、長野神仏武九社寺めぐりも延長されることになりました。
期間は、令和4年6月29日までとなり、善光寺の御開帳期間と同じとなっています。
長野神仏武九社寺めぐりに関する詳細は、こちらでご確認ください。
巡り方について

「長野神仏武9社めぐり」で集める御朱印は、次の9か所です。
- 戸隠神社奥社
- 戸隠神社九頭龍社
- 戸隠神社中社
- 戸隠神社火之御子社
- 戸隠神社宝光社
- 善光寺大本願
- 善光寺大勧進
- 善光寺本堂
- 象山神社
集める順番は指定されていませんので、どの順序で御朱印を集めても問題ありません。また、期間内に収集を完了すれば良く、何日間かけて集めても大丈夫です。
ただし、9社箇所の御朱印を集めてプレゼントされる記念品の「サコッシュ」は、数に限りがある可能性があります。善光寺の御開帳と同時9社寺めぐりを始める人が増えれば、記念品のサコッシュの在庫が尽きる可能性も否定できません。
9か所のグループ分け
御朱印をいただく9か所は、立地的な意味合いで3つのグループに分けることができます。
まずは戸隠グループです。戸隠神社の奥社・九頭龍社・中社・火之御子社・宝光社は、距離的にも近いため、1度ですべてを参拝して御朱印をいただくのが良いでしょう。
次に、善光寺グループです。善光寺の大勧進・大本願・本堂は、いずれも善光寺境内にあり、距離的にはたいへん近いものです。これも、1度に合わせて参拝して御朱印を集めることができます。
次に、松代グループです。いわゆる象山神社が該当し、ここは1つで構成されているため、別個で考えると良いでしょう。
9が所を巡るのに必要な日数
お急ぎであれば、1日で9か所を回ることは可能です。
一番時間がかかるのは「戸隠神社五社」の参拝です。御朱印は参拝後にいただくのが原則ですが、戸隠神社五社を参拝するのは比較的時間がかかります。
なかでも奥社と九頭龍社は、自家用車では到達することができず、参道を徒歩で行く必要があります。
一方、善光寺の3つは距離的には同じ場所と考えても良く、また、善光寺と象山神社は自家用車で20分程度の距離です。
したがって、2日間か3日間をかけて9か所を参拝するのが一般的であると言えます。
善光寺の御開帳に併せて9社巡りをする場合には、善光寺が混み合う可能性がありますので、1日目に善光寺と象山神社、2日目に戸隠神社、あるいはその逆の順番が理想的です。
また、自家用車がない場合には公共交通機関を利用して収集することになりますが、戸隠神社も象山神社もバスが出ており、比較的本数も多いことから、車やバイクがない方でも9か所の御朱印を集めることは十分に可能です。
頒布時間に注意
御朱印頒布の時間が短いところがありますので注意が必要です。
例えば、善光寺大本願は15時30分までとなっています。

9か所のうち、最も早く閉めてしまうのが「善光寺大勧進」の御朱印受付です。15時に閉まることになっていますので、注意してください。
2022年善光寺御開帳の期間は、御朱印の頒布時間が通常とは変更になる可能性があります。とはいえ、長くなることはあっても短くなるということはないので、9社寺めぐりをする人からすればやりやすくなると言えます。
象山神社
御朱印

9社寺めぐりを行っていることを告げましょう。専用の印を押印してもらうことができます。
象山神社の駐車場および朱印授与所

象山神社には専用の駐車場があります。入口付近に5台程度停められるほか、少し離れた場所にも数台停めることのできる駐車場が完備されています。
自家用車で参拝に行っても問題ありません。
なお、象山神社の駐車場は無料となっています。



象山神社の本殿です。
まだ新しく、非常にきれいです。

参拝がすんだら、授与所で御朱印をいただきます。
長野神仏武九社寺めぐり専用の参拝朱印帳を購入することもできます。
朱印帳は自分の好きなところで購入して問題ありません(御朱印は全て紙札での頒布となりますので、参拝朱印帳は最後に購入しても問題ありません)
また、9か所の御朱印を集めるとプレゼントされるサコッシュですが、参拝朱印帳の購入は条件となっていないようです。つまり、9か所の御朱印を集めることが条件であり、朱印帳はあくまでも自分が整理保管するためのものと言えます。
とはいえ、収集した9か所の御朱印(紙札)をしっかりと整理するためには、専用の参拝御朱印は購入することをおすすめします。しっかりとそれぞれの御朱印を貼り付けるスペースが準備された御朱印帳となっています。


象山神社といえば「ちえもち」が有名です。
小さくて食べやすいおもちで、おやつに最適です。参拝の記念にどうぞお買い求めください。
人気があるため、売り切れになっていることも珍しくありません。
場所
善光寺大本願
御朱印

善光寺大本願でいただける御朱印は「善光寺如来」です。
参拝及び授与所

御朱印の頒布時間に注意してください。




御朱印受付所は大本願の入口を入って左手にあります。
9社寺めぐりをしていることを告げれば、御朱印をいただくことができます。
善光寺の駐車場に関しては関連記事を参考にしてください。
場所
大本願は善光寺境内の手前(仁王門の手前)にあります。
善光寺大勧進
御朱印

善光寺大勧進でいただくことのできる御朱印は「善光寺不動尊」です。
参拝および御朱印授与所

善光寺大勧進は、善光寺の本堂からすぐの場所にありますので、迷うということはないでしょう。

善光寺大勧進護摩堂の手前に御朱印受付(護摩祈願受付所)があります。


長野神仏武9社寺めぐりに参加していることを告げると御朱印をいただくことができます。
場所
善光寺本堂
御朱印

長野神仏武9社寺めぐりの善光寺本堂でいただける御朱印は「善光寺」です。
参拝および御朱印授与所



善光寺本堂手前にある御朱印受付所には、長野神仏武9社寺めぐりの御朱印を頒布している案内が目立つように紹介されています。
また、九社寺めぐり専用の参拝御朱印帳も販売しています。
場所
戸隠神社五社めぐり
戸隠神社では、奥社・九頭龍社・中社・火之御子社・宝光社の五社で御朱印をいただくことになります。
善光寺の本堂・大勧進・大本願の3つは近接していますが、戸隠神社の五社は離れていますので注意が必要です。長野市街地から自家用車で参拝する場合、五社回れば半日程度は必要になるでしょう。

戸隠神社五社の位置関係は、奥社と九頭龍社が近接しており、中社・火之御子社・宝光社はそれぞれが別個で立地しています。
そのため、参拝ルートとしては「宝光社から順次参拝する方法」と「奥社から参拝する方法」の2つがあります。
長野の市街地から戸隠神社に入る場合、通常は最初に宝光社が見えてくると思いますので、宝光社へ参拝します。その後、火之御子社を参拝、次に中社を参拝します。その後、奥社と九頭龍社を参拝して五社めぐりを達成できます。
戸隠神社は、それぞれで御朱印をいただくことができないケースがあります。
・まず、宝光社は「冬期間」は御朱印頒布を行っていません。冬期間に御朱印をいただくばあいには、宝光社への参拝後、中社で宝光社の御朱印をいただくことになります。
・火之御子社は、時期に関わらず御朱印頒布を行っていません(常に無人で社務所などはありません)。火之御子社への参拝後、中社で火之御子社の御朱印をいただくことになります。
・中社は時期に関わらず御朱印頒布を行っています。ただし、頒布時間は午前9時~午後5時となっています。
・奥社と九頭龍社は近接しており、また、2社の近くには御朱印頒布所がありますが、冬期間は閉鎖しています。奥社と九頭龍社の御朱印を冬期間にいただく場合には、2社の参拝後に中社で御朱印をいただくことになります(2022年は奥社入口にある「奥社の茶屋」でもいただくことができました)。
【冬期間(1月~4月中旬)に参拝する場合】
宝光社を参拝し、火之御子社を参拝、その後に中社を参拝し、中社にて宝光社・火之御子社・中社の3社の御朱印をいただく。
その後、奥社と九頭龍社を参拝し、中社に戻って奥社と九頭龍社2社の御朱印をいただく(奥社入口の「奥社の茶屋」で頒布している場合には2社の御朱印をいただく)。
【通常時期に参拝する場合】
宝光社を参拝し、宝光社で御朱印をいただく。続いて、火之御子社を参拝し、その後に中社を参拝し、中社にて火之御子社と中社2社の御朱印をいただく。
それから、奥社と九頭龍社を参拝し、奥社の御朱印受付所にて奥社と九頭龍社2社の御朱印をいただく。
奥社と九頭龍社から参拝する場合は、逆の流れになります。
戸隠神社奥社
御朱印

駐車場
戸隠神社奥社・九頭龍社への参拝は、徒歩で向かうことになります。自家用車で戸隠神社へ来る人が多いと思いますが、戸隠神社奥社入口にある駐車場へ車を停めてください。





奥社の入口にある駐車場は規模が大きく、かなりの台数が停められるようになっています。ただし、土日・祝日は混み合い、駐車できないことが多いため、その場合にはキャンプ場の駐車場など臨時に開設される駐車場を利用するようにしてください(現場で案内してもらえます)。
戸隠神社奥社の駐車場は、駐車料金は一般乗用車が3時間まで600円です。1時間ごとに100円の追加料金がかかります。
奥社と九頭龍社への参拝は、普通に歩けば2時間程度で可能だと思いますので、3時間あれば大丈夫でしょう。ただし、奥社入口付近にある飲食店で食事をした場合には3時間を超過する可能性があります。
参拝および御朱印授与所
奥社までは徒歩で30分~1時間程度かかります。山道を歩くことになりますので、安全な恰好をして参拝するようにしてください。特に冬の期間は防寒対策が必須です。

戸隠神社奥社付近は、例年5月くらいまでは雪があります。そのため、駐車場では防寒長靴のレンタルを行っていました。



奥社・九頭龍社は冬期間は閉鎖されています。
ただし、参拝自体は行うことができるようになっています。雪道を歩く必要がありますので、かなり大変ではあります。


雪道をひたすら進んでいくと髄神門が見えてきます。

髄神門に到着しました。


髄神門を過ぎると、戸隠神社の醍醐味である杉並木が連なっています。
この杉が本当に幻想的な雰囲気を醸し出しています。



この日は3月21日でしたが、戸隠はまだまだ雪が多く残っています。
奥社と九頭龍社付近は雪崩のため、侵入を禁止する旨の札が掲げられています。
4月中旬くらいまでは奥社付近は雪が険しいので直接の参拝は控えた方が無難だといえそうです。
このまま自己責任で奥社への参拝を強行しました。


積雪量が増えてきましたが、足跡も残っていますので、危険を承知で積雪があっても奥社や九頭龍社へ参拝する人は存在するようです。



戸隠神社の奥社が見えてきました。
幸で覆われています。


積雪がまだまだ多い時期でしたが、無事、戸隠神社の奥社参拝を行うことができました。

場所
戸隠神社九頭龍社
御朱印

駐車場
九頭龍社の駐車場は奥社と共通です。奥社と九頭龍社の社殿は隣接しています。
参拝および御朱印授与所
奥社の隣に九頭龍社があります。

戸隠神社奥社から数分の距離に九頭龍社はあるのですが、降雪が多くて雪しか見えません。


九頭龍社の社殿が見えました。

九頭龍社の社殿は降雪による倒壊などを防ぐため、囲いによって完全にガードされています。そのため、屋根しか見ることができませんでしたが、しっかりと参拝をしてきました。

九頭龍社の参拝後、雪道をひたすら戻ることになります。
場所
戸隠神社奥社・九頭龍社冬期遥拝所(奥社の茶屋内)
戸隠はスキー場もあるぐらい、雪深い地域です。
そのため、冬期間は降雪量も多いため、戸隠神社奥社と九頭龍社への参拝は困難になることがあります。
そこで、「奥社の茶屋」にとが戸隠神社奥社・九頭龍社冬期遥拝所が開設されています。
戸隠神社奥社・九頭龍社冬期遥拝所が毎年開設されているのかどうかは分かりません。2022年3月21日時点では開設されており、御朱印を授与いただくことができました。
戸隠神社奥社・九頭龍社冬期遥拝所



戸隠神社奥社・九頭龍社冬期遥拝所は、奥社の茶屋に設置されています。
奥社の茶屋では、戸隠そばを味わうことができるのですが、その奥に奥社・九頭龍社の遥拝所(参拝所)が設置されています。奥社・九頭龍社へ向かうことができなくても、ここで参拝を行うことができるようになっています。
戸隠神社奥社・九頭龍社冬期御朱印授与所


戸隠神社奥社・九頭龍社冬期遥拝所の手前に入口があり、戸隠神社奥社・九頭龍社冬期御朱印授与所へ入ることができます。
ここで、戸隠神社奥社と九頭龍社の御朱印をいただくことができます。
なお、奥社と九頭龍社の御朱印は冬期間は「戸隠神社中社」でもいただくことができます。
戸隠神社中社
御朱印

駐車場
戸隠神社中社の駐車場はいくつかありますが、中社社殿の近くにある駐車場が便利です。


10台程度を駐車することができます。駐車料金は掛かりません。また、中社の参拝はそれほど時間がかかりませんので、駐車場がいっぱいでも待っていればすぐに空きが出ると思います。
ただし、混雑するシーズンには待つ場所が取れず、また、警備員に大型駐車場へ誘導されることになると思います。大型駐車場も駐車料金は無料となっています。



もうひとつ、戸隠神社中社の鳥居付近に戸隠観光情報センターの駐車場があります。
無料ではなく、駐車料金が600円かかりますが、中社付近には有名な戸隠そば店があり、そばを楽しみつつ中社への参拝を行うような場合には、ここの駐車場に車を停めるのも良いかも知れません。
参拝および御朱印授与所


戸隠神社中社の社殿です。


戸隠神社中社の御朱印受付所です。
戸隠神社五社の中枢的な機能を担っているため、常時混雑しています。
火之御子社の御朱印は火之御子社でいただくことができず、中社でいただくことができます。
・冬期間は宝光社の御朱印は中社でいただくようになります。宝光社の御朱印受付所は閉鎖されています。
・冬期間は奥社と九頭龍社の御朱印は中社でいただくようになります。奥社と九頭龍社の御朱印受付所は閉鎖されています。
場所
戸隠神社火之御子社
御朱印

駐車場


火之御子社の駐車場は、社殿前に3台分しかありません。
空いていれば自由に駐車でき、駐車料金は無料です。
接している道路もそれほど幅が広い道路ではないため、ハザードを付けながら停車して参拝を行うというのは難しい立地です。
駐車場が空いていない場合には、少し歩きますが「宝光社」の駐車場に車を置いて、火之御子社を参拝すると良いです。宝光社から火之御子社は徒歩で10分程度です。
参拝および御朱印授与所






階段を登りきると社殿があります。
火之御子社では御朱印所はありませんので、中社でいただくことになります。
場所
戸隠神社宝光社
御朱印

駐車場



戸隠神社宝光社には10台程度停めることができる駐車場があります。
無料で駐車することが可能です。混雑する時期になると空きを待つ車で付近は混雑しますので注意が必要です。
駐車料金は掛かりません。
参拝および御朱印授与所



戸隠神社宝光社の社殿は、長い階段を登り切った上にあります。
この階段は段数も多く、急であるため注意して歩く必要があります。

階段が急すぎるため、階段を避けて遠回りしながら社殿に向かう道が用意されており、この道を「女坂」(おんなざか)と言います。


写真では分かりにくかもしれませんが、非常に急な階段です。


戸隠神社宝光社の社殿です。


階段は登るのもたいへんですが、下るのも急ですので注意してください。
場所
戸隠神社五社巡り記念品
戸隠神社五社めぐりを達成すると、記念品をいただくことができます。

五社の御朱印を収集した時点で、御朱印受付所に申告してください。記念のしおりをもらうことができます。
戸隠神社五社参拝記念しおり

御朱印帳に最適なしおりです。
専用の御朱印帳や、9社寺めぐりを達成することでプレゼントされるサコッシュについては、関連記事をお読みください。