【5月7日追加】2022年の混雑状況【実績】
2022年善光寺御開帳も、開催から1か月が経過し、混雑状況が見えてきました。
駐車場に関しては、基本的に「善光寺の公式駐車場」がおすすめです。
理由は、
- 分散参拝の効果があって、土日であっても空きが見られること
- 近隣のコインパーキングが値上げしているため結果的に善光寺駐車場がリーズナブルなこと
- 善光寺本堂へ徒歩3分程度で行くことができること
の3点です。
御開帳期間中、さまざまな行事が開催されますが、5月7日(土)に中日庭儀大法要・天台宗が執行され、大型の行事は終了しました。
今後は土・日・祝であっても、それほど混雑はしない可能性が高くなりました。
ただし、どうしてもお昼ごろから参拝者が増えますので、土・日・祝に参拝される方は、午前中に到着するようにお出かけください。休日でも午前中であれば善光寺の駐車場はほぼ空いています。
つまり、午前中に善光寺に到着するような移動行程で参拝できれば、駐車場の確保という問題は生じません。安心して自家用車で善光寺参拝が可能です。
また、5月中はまだ比較的混雑していますので、スケジュールに余裕のある方は6月が狙い目です。
6月になると急激に参拝者は減少すると考えられます。
5月大型連休中の混雑状況を整理してありますので、ご確認ください。
【5月21日追加】シャトルバスの運行が縮小の見込
例年、善光寺の御開帳期間中は、たくさんの参拝者が訪れることから、週末を中心に長野市内の道路は大渋滞となります。
また、善光寺付近の駐車場は限られていることもあって、長野駅から善光寺までの区間の駐車場がパンクし、それが慢性的な渋滞を引き起こしてしまうようなことにもなっていました。
そこで、善光寺御開帳専用のシャトルバスが運行されています。
長野市中心より少し離れた場所に車を停め、そこからバスで移動するというものですが、2022年の御開帳ではシャトルバス利用者が伸び悩んでいるようです。
2022年5月20日付けのNHKニュースによれば、2022年善光寺御開帳のシャトルバス利用者は前回の御開帳と比べて4分の1ほどにとどまっていると報道しています。そのため、6月からは駐車場の警備員を減らすなどの体制縮小となるようです。
シャトルバス利用者が前回の御開帳よりも減少しているのは、単純に参拝者数が減少していることが理由だと考えられます。NHKによれば、御開帳期間中に最大の参拝者が訪れる大型連休中も前回の御開帳と比べ参拝者は59%であったとしており、新型コロナウイルス感染症の拡がりが大きく影響しているものと言えます。
もちろん、例年と比べて期間を1か月延長していることから、期間全体では相応の参拝者数にはなると思いますが、個別の日にちで見た場合には参拝者の数は例年以上に少ないというのは明らかですから、善光寺周辺の駐車場も比較的空きが見られるということになるでしょう。
善光寺の駐車場は混むからシャトルバスにしようと思っていた方は、自家用車での参拝に切り替えても良いかもしれません。
シャトルバスの詳細はこのページで後述していますが、駐車場の料金は無料ですが、バス運賃は有料です。金額は往復で大人500円、小学生以下250円となっており、家族で参拝する場合には善光寺の駐車場料金を大きく超えてしまうことになります。さらに、最も遠い駐車場からは45分ほど掛かるという点でも、シャトルバスは敬遠されてしまうのかもしれません。
例年ですと御開帳期間中の終末や連休は善光寺界隈は車が大渋滞するのですが、2022年に関してはそこまで混雑しているという様子は見られず、シャトルバスのニーズも少ないものと考えれます。
最重要ポイント【空きがあったら停めちゃおう】
結論から言いますが、土・日・祝日に善光寺の御開帳にマイカーで訪れる方は、「長野駅から善光寺までの区間で見つけたコインパーキングに空きがあればすぐさま入庫する」ことをおすすめします。
【4月3日追記】
※善光寺周辺のコインパーキングは、御開帳料金とも言うべきか、軒並み料金の変更がされており、「善光寺の駐車場」に停めるよりも価格が高いところも散見されます。
コインパーキングに駐停車する場合には、現場で料金をしっかりと確認してください。
いろいろなサイトで駐車場の説明がされていますが、古い情報を掲載しているところも目立ちます。リアルタイムで価格が変更されているような駐車場もありますので、必ず現地で駐車料金を確認したうえで、納得してから入庫するようにしてください。
上は善光寺近くのコインパーキングの価格表です。
御開帳期間中だけ特別料金が設定されています(安そうに思えますが、昼間に関していえば善光寺駐車場のおよそ3倍の料金です)。駐車場経営も商売ですので批判する気はありませんが、ずいぶん高額な価格設定となっていることが分かります。
ちなみに、夜間に参拝される方は、コインパーキングがおすすめです。
善光寺御開帳の夜間参拝についてはこちらをご確認ください。
【2022年】善光寺御開帳は何時まで?参拝は20時までOK!
意外とリーズナブルな善光寺駐車場
平日は善光寺の駐車場に十分に余裕がありますので、善光寺の駐車場を利用するのがベターです。
善光寺の駐車場は料金が高いのでは?と考えている方もいるようですが、そんなことはありません。普通車の場合、2時間まで600円で、以降は1時間ごとに300円です。3時間停めても900円と1,000円以下ですから、観光地であり特別な御開帳期間に参拝することを踏まえれば、必ずしも高いとは言えないと思います。そのうえ、善光寺まで徒歩で数分と立地条件も優れています。
安い駐車場を探そうとして時間をロスする方が損ではないでしょうか。
- 土日・祝日は混雑が予想されるため、コインパーキングで空きを見つけたらすぐに入庫してしまうのがおすすめ(長野駅から善光寺までの区間ならば徒歩でも20分程度ですから、どこに停めてもそれほど問題ありません)
- 平日(金曜日は注意)はそれほど混まないので善光寺の駐車場など善光寺周辺で駐車場を確保できる可能性が高い
- 心配な方は事前に駐車場を予約しておく!(駐車場の探し方と予約方法はこのページで紹介しています)
安い駐車場なども確かにありますし、善光寺周辺の施設に無料で駐車できるような場所もあります。
通常の善光寺参拝においては、そのような駐車場を熱心に探すのも悪くありませんが、長野市内のコインパーキングは1時間200円~300円程度が相場であり、御開帳の参拝に最長で6時間ほど善光寺に滞在しても1500円程度です。
安い駐車場を探そうと思った結果、渋滞に巻き込まれて貴重な時間をロスするよりは、駐車場代は参拝に必要なお金と割り切った方が賢いと考えます。
善光寺の御開帳はどのくらい混雑するのか
善光寺の御開帳と言っても、初めての方は混雑状況のイメージが湧きにくいと思います。
御開帳は7年に1度、開催されるのですが、過去2回の参拝者数は次のようになっています。
- 2009年は57日間で673万人
- 2015年は57日間で707万7,700人
2015年は北陸新幹線(長野新幹線)が開通したこともあって、参拝者数は過去最高となっています。
57日間で7,077,700人が参拝に訪れたということは、単純に考えて1日あたり124,170人(7,077,700/57)が善光寺に来ていることになります。長野市の人口は、令和4年3月1日現在で370,865人ですから、とんでもない数の参拝者が長野市を訪れることが分かります。
つまり、御開帳期間中は長野市の駐車場は慢性的に不足するのが明らかということです。
2022年御開帳の混雑予想
ただし、2022年の御開帳は密を避けて安全に参拝を行うことができるように、通例となっている57日間の開催日数ではない、88日間に延長して実施されます。
仮に、前回の御開帳と同数の7,077,700人が参拝した場合には、1日当たりの参拝者数は80,428人(7,077,700/88)となり、前回よりも6割程度の密度になることが予想されます。
善光寺(長野市内)の渋滞予測は次のようになっています。
この予測を見ると、4月3日~6月29日の御開帳期間中において駐車場の空き状況が問題になるのは土日・祝日が中心で、平日はそれほど混雑しないと考えられます。
御開帳期間中でも、平日はそれほど駐車場は混まない可能性が高い(金曜日は注意)
したがって、御開帳期間中の土日・祝日に参拝する場合には、駐車場について予め情報を得ておく必要があります。平日に参拝する場合には、長野駅から善光寺の間で駐車場は確保できると思いますので、そのまま空いているところに駐車してください。
御開帳期間中の土日・祝日のおすすめ駐車場
まず、御開帳期間中は善光寺周辺に交通規制がかかります。特に重要なのは、善光寺北の第4および第5駐車場、第1駐車場・第3駐車場の道路が一方通行になることです。
善光寺の第1駐車場と第3駐車場はかなり大型の駐車場ですが、土日・祝日の御開帳時にはたいへん混み合います。そして、第1駐車場と第3駐車場に空きが出るのを待つ車が行列をなし、結果的に善光寺の北側は大渋滞になります。
一方通行にはなりますが、駐車場が空くのを待つ車で渋滞するため、駐車場を諦めて通り抜けるのもエライ時間を要することもあります。
そもそも、御開帳の期間中は参拝にも時間がかかるため、なかなか駐車場が空かないということがあります。
御開帳期間中に必要な参拝時間
前回(2015年)の御開帳期間中の参拝時間を参考にすることができます。
善光寺の御開帳に参拝するのであれば、最低でも「回向柱」に触れ、「御印文頂戴」に参加するのは必須だと思います。
2015年の御開帳期間において、相当な混雑状況であったと考えられる5月4日に関しては、時間帯にもよりますが回向柱に触れるのに2時間、御印文頂戴で30分、他に釈迦堂に参拝し、仲見世を歩き回って3時間~4時間程度は必要になります。
前立本尊参拝をしようものなら、さらに3時間の追加となりますので、6時間~7時間という1日がかりでの参拝を考えておく必要があります。
さすがにこれは極端な混雑日の話で、2022年は期間も延長して行われるためここまでではないにしても、いったん駐車場に入庫した自動車がすぐに出庫することはない、ということが分かるでしょう。
結果的に、善光寺第1駐車場や第3駐車場の出庫を待っていてもなかなか空きが出ないため、善光寺北側の通路は大渋滞することになるのです。
早い時間に到着(参拝)するなら善光寺駐車場がおすすめ!
とはいえ、早朝はまだ駐車場も混雑していないため、早い時間に善光寺に到着できるようならば、善光寺の駐車場に入庫するのがおすすめです。
混雑状況をリアルタイムで確認して判断する
コロナ禍にあって、善光寺では充実した感染防止対策を御開帳に行うようになっています。
その一つが、混雑状況のリアルタイム発信です。
駐車場の混雑状況をリアルタイムで確認することができるため、空いていれば駐車場を目指しても大丈夫ですし、混雑している様子が見えれば、善光寺の北側には車で侵入しないという判断をすることができます。
早い時間ならば、善光寺駐車場にも空きがあると思いますが、念のためリアルタイム満車状況を確認すると良いでしょう。
混雑している場合には、善光寺の駐車場利用を諦めて、他の駐車場を探すのが良いでしょう。下手に善光寺界隈に車で入り込んでしまうと、思わぬ渋滞に巻き込まれ、身動きが取れなくなる可能性があります。
善光寺駐車場のリアルタイム混雑情報はこちらでご確認ください。
【5月7日追加】
善光寺駐車場のうち、リアルタイム混雑情報が更新されるのは、「第一駐車場」と「第三駐車場」のみとなります。
傾向からすると、「第三駐車場の方が混雑・満車になりやすい」と言えます。これは、想像ですが、第一駐車場を過ぎてしまうと一方通行のため第三駐車場に入れるしかない、ということに起因する可能性があります。
第一駐車場の方が本堂には近いので、「第一駐車場が見えたらすぐに車を入庫する準備をする」ようにしてください。第一駐車場の場所が良く分からずにスルーしてしまうと、第三駐車場しか選択肢がなくなり、第三駐車場が満車の場合には善光寺を一周回ってあらためて第一駐車場に向かう必要があるため、時間をかなりロスしてしまいます。
「第一駐車場が見えたら入庫する」というのがポイントです。
善光寺第一駐車場が近づくと、車列が二列になっていることが分かります。
この時、左側の車線にいないと、善光寺第一駐車場に行くことはできません(左車線に上手く入れてもらえれば別ですが、みんな長いこと待っていますので、なかなか入れてもらうことができない可能性が高いです)。
混雑状況をリアルタイムでチェックして、第一駐車場に空きがある場合には駐車業が見えたら左車線をずっと走行してください。基本的に、第三駐車場よりも第一駐車場の方が空きがあることが多いです。
第一駐車場をスルーしてしまったならば、第一駐車場を過ぎてからすぐに左車線に入れば、第三駐車場が見えてきます。第三駐車場の方が混雑している可能性は高いのですが、待っていれば空きが出ます。
リアルタイム混雑状況で、第一駐車場が満車で第三駐車場に空きがあるならば、第一駐車場はスルーして第三駐車場に向かいましょう。この場合には、左車線ではなく右車線で大丈夫です。
また、リアルタイム混雑状況で上手く確認できないような場合で、同乗者がいるような時には、まずは第一駐車場を狙って左車線に入り、渋滞しているようであれば同乗者が第三駐車場に確認に行って空きがあるようならば第三駐車場に向かうという方法もあります。第一駐車場と第三駐車場は徒歩で1分程度の距離ですから、徒歩で十分確認に行くことができます。
御開帳期間中の善光寺の駐車場料金について
善光寺の御開帳期間中は、駐車場の料金が変更になります。
駐車場(令和4年4月1日~)
・オートバイ駐車料金が300円から500円へ変更
また、4月3日から6月29日までオートバイの駐車場は善光寺第4駐車場から第1駐車場へ変更
・乗用車の駐車料金の延長料金は、1時間ごとに200円増しから300円増しへと変更
善光寺の駐車場(善光寺が管理・運営する駐車場)は、普通乗用車の基本料金は600円(入庫から2時間まで)となります。その後、1時間ごとの延長料金として御開帳期間中は300円増しとなりますので、1時間あたり300円となります。
善光寺および長野駅周辺のコインパーキングは1時間当たり200円程度が相場となりますので、善光寺の駐車場は少し高くなっています。ただし、本堂まで1~2分程度で行くことができるため、距離的にはメリットがあります。
なお、バス・マイクロバスの場合には2時間まで2,500円、1時間ごとの延長料金は500円となります。
オートバイは1回あたりの駐車料金となり、時間に関係なく1回あたり500円となっています。
善光寺の駐車場が混んでいるようならばコインパーキング
長野駅から善光寺までは、距離にして約2㎞で、徒歩で歩いても20分から30分程度しかかかりません。
長野市内は、長野駅から善光寺までの区間にいくつものコインパーキングや駐車場が存在します。空きを見つけたら、躊躇せずに入れてしまえば良いでしょう。
長野市内のコインパーキングや駐車場はそれほど高額ではなく、1日中停めても高くて2千円程度だと思いますが、御開帳期間中は金額設定を変えている駐車場もあるかもしれませんので、後々のトラブルを避けるために入庫時に金額はしっかりと確認してください。
長野駅から徒歩で行くにしても、まっすぐ歩くだけですので迷う心配はいりません。
また、長野駅からは善光寺方面に向けて15分間隔程度でバスが出ており、これに乗れば10分程度で到着することができます。
御開帳期間中の土日・祝日は、善光寺界隈が歩行者天国になるため、バスも善光寺よりもかなり手前までしか運航しないようです。土日・祝日に長野駅周辺に車を置いて参拝する場合には、徒歩で向かうのがおすすめです。
パーク&ライド
御開帳期間中の土日・祝日は、シャトルバスと鉄道によるパーク&ライドが実施されることになっています。
ただし、いずれも善光寺からはかなり距離がありますので注意してください。
シャトルバス(パーク&バスライド)
臨時駐車場に車を置いて、シャトルバスで善光寺参拝を行うものです。
PDFはこちら「善光寺御開帳期間中のシャトルバス」。
長野市内4か所(旧松代駅臨時駐車場・真島臨時駐車場・綿内臨時駐車場・富士通(株)長野臨時駐車場)の駐車場に車を停め、シャトルバスで善光寺参拝を行います。
シャトルバスは20分間隔(GWは15分)にて運行する予定であり、シャトルバス運賃(往復)はいずれの駐車場を利用しても大人500円、小学生以下250円 (駐車料金は無料)となっています。
詳細は、https://gokaicho-jutai2022.com/park/ を参考にしてください。
自家用車で長野市内に入らなくても特に問題ないという方はシャトルバスの利用を検討してみるのも良さそうです。高速道路を使って長野に入る方は、長野インターで降りれば「旧松代駅臨時駐車場」は5分程度の距離です。
御開帳期間中の土日・祝日は善光寺界隈に交通規制がかかるため、シャトルバスは善光寺から15分程度離れたTOIGO前が発着場所となります。シャトルバスを利用した場合には、善光寺へ徒歩で15分程度歩くことになるため注意が必要です。
長時間の徒歩が難しい場合には、善光寺駐車場に停められるように早朝に向かいましょう。善光寺駐車場に車を停めれば、善光寺までは1分程度です。
鉄道(パーク&レールライド)
JR篠ノ井駅の臨時駐車場に車を停め、電車を利用する方法です。
また、長野電鉄須坂駅の駐車場も利用することができますが、JR篠ノ井駅は無料で利用できるのに対し、須坂駅はお得に利用できるという点が異なります。
電車シャトルバスよりも時間に正確で、かつ、1時間に3本程度と本数も多いため、JR篠ノ井駅の活用はシャトルバスよりも時間を読みやすいと言えます。
慎重な方は「事前に駐車場を押さえる!」のがおすすめ
駐車場はどこか空いているから大丈夫でしょう、現地に行けばなんとかなるさ、というような考え方が苦手で、「事前に駐車場を確実に確保しておきたい」という人も多いでしょう。
確かに、事前に駐車場を確保しておけば安心して善光寺の御開帳を楽しむことができます。
最近は事前に駐車場を予約することができるサービスがいくつかありますので、確認してみたらいかがでしょうか。
特Pは、比較的長野市内の駐車場が多いようです。会員登録は無料で、支払いも事前にクレジットカードで行うことができるため使い勝手が良くおすすめです。
安い駐車場を検索して事前に予約!特P(とくぴー)