善光寺御開帳もいよいよ折り返し!「篠ノ井大獅子奉納」
2022年の善光寺御開帳は、新型コロナウイルス感染症対策という観点から、通例行われていた2か月の期間を1か月延長し、3か月間(88日間)行われています。
前半の大きな行事(特に善光寺御開帳の重要な行事として、中日庭儀大法要(浄土宗・大本願)・中日庭儀大法要(天台宗・大勧進))が終わり、いよいよ後半戦に。
その折り返しとなる5月15日(日)に、篠ノ井大獅子奉納が行われました。
篠ノ井大獅子奉納とは
善光寺御開帳で篠ノ井大獅子奉納が行われるようになったには、2009年の御開帳からであり、まだ最近のことです。2015年の奉納に続き、2022年の奉納で3回目となります。
もともと、回向柱を奉納する長野市松代とともに、オール長野市で御開帳の参拝者をもてなそうという機運の高まりの中で、篠ノ井大獅子奉納が決まったのです。
獅子頭(ししがしら)の重さは約60キロで、大人3人で操ります。そして、胴体部分の蚊帳には20人~30人が入るのです。
大獅子は長野市篠ノ井の内堀地区と芝澤地区に伝わるもので、約100年の歴史を持つ長野市の無形民俗文化財となっています。
大獅子とともに巡行する屋台は、天井の工芸作品や台座彫刻など、贅を尽くした造作が豪華です。
篠ノ井大獅子奉納のコース
2022年の篠ノ井大獅子奉納は、新型コロナウイルス感染症対策により、いつもよりコースを縮小して行われました。
- 午後2時20分 出陣式(門御所町交差点北・セントラルスクエア前)
- 午後2時30分 善光寺に向けて巡行開始
- 午後2時45分 権堂商店街(アーケード)入口付近
- 午後3時05分 大門交差点南(ぱてぃお大門前)
- 午後3時15分 篠ノ井大獅子奉納会出迎え式
- 午後4時00分 大本願前参道
- 午後4時50分 大勧進
- 午後5時00分 善光寺山門前
- 午後5時25分 奉納式
- 午後6時00分 奉納終了
2022年5月15日善光寺御開帳篠ノ井大獅子奉納の様子
2022年5月15日、午後3時15分から大門交差点南(ぱてぃお大門前)で行われた、篠ノ井大獅子奉納会出迎え式の様子です。
人の顔と比べてみると、大獅子の大きさが分かります。
写真は、芝澤地区の大獅子です。
豪華な屋台にも注目です。
篠ノ井大獅子奉納会出迎え式には、荻原健司長野市長も参加していました。
荻原市長は、善光寺御開帳や日本一の門前町大縁日に積極的に関与されています。
篠ノ井大獅子奉納会出迎え式を終え、善光寺境内入口に向けて獅子舞が進み出します。
ゆっくりと、そして確実に舞いながら大獅子が進んでいきます。
近くに来ると大迫力です。
大門交差点を抜け、善光寺境内入口に近く付くと、参拝客(観光客)が沿道を埋め尽くして見守っています。
善光寺境内を大獅子が入っていきます。
参拝者の流れもあって、凄い人混みとなっていました。
善光寺境内入口は大勢の参拝者が大獅子の舞いを見守っています。
仁王門からも大勢の参拝者が大獅子を見守ります。
こちらは内堀地区の大獅子です。
内堀地区の大獅子と芝澤地区の大獅子を並べてみました。
内堀地区の大獅子と芝澤地区の大獅子は、似ているのですが鼻のあたりを見ると違うことが分かります。
善光寺大本願前で大獅子は歩みを止め、屋台上での踊りが行われていました。
いよいよ2022年善光寺御開帳も折り返しとなります。