6月29日、2022年善光寺の御開帳も終幕となります
2022年4月3日から始まった善光寺の御開帳。新型コロナウイルス感染症の影響もあって、本来は2021年に行われるところ、1年遅れで行われました。
また、分散参拝などを考慮して、通例となっている2か月間の開催期間を1か月延長し3か月間となる88日間で行われるなど、いつもとは異なる善光寺御開帳となった2022年ですが、いよいよ6月29日が最終日となりました。
異例尽くめの御開帳とも言われた2022年の善光寺御開帳ですが、最終日の様子を紹介します。
多くのテレビでも最終日の様子が取り上げられていましたが、「駆け込み参拝が多かった」という報道が多かったように思います。
善光寺御開帳最終日(令和4年6月29日)の様子
結願大法要に合わせて参拝しましたので、時間は午前10時頃の様子となります。
ちなみに2022年6月29日はたいへんな猛暑で、各地で40度を超えるようなところも出ており、善光寺もたいへんな暑さとなっていました。早くも梅雨明け宣言がなされ、参拝者も熱中症には注意が必要になるほどでした。
駆け込み参拝も確かにみられましたが、全体的にそれほど混雑していたわけではありません。最終日と聞くと混雑するようなイメージもありますが、御開帳初日の混雑とは全く異なる光景となっています。
【2022年】最終日は結願大法要が行われた!最終日には午前10時より本堂にて結願大法要が営まれました。

善光寺境内入口の様子です。

大本願前もそれほど混雑はしていません。

大本願の御朱印受付所は御開帳限定御朱印の最後の頒布日ということもあって、御朱印待ち行列ができていました。


仲見世はそれほど混雑していません。
ゆっくりとお土産を選ぶことができます。

釈迦堂の回向柱も大きな混雑は見られませんでした。
触れ放題ですので、お釈迦様とじっくりと結縁することができます。


本堂前は参拝者で比較的混雑していました。
とはいえ、いつもに比べると混雑というレベルではなく、回向柱も5分程度の待ち時間でした。



本堂内の御印文頂戴はスムーズにいただくことができました。
内陣参拝・お戒壇巡りはやや行列ができていましたが、いつもよりは待ち時間は少なかったと言えます。

御開帳最終日に最も混雑していたのが「御朱印所」です。
最終日の日付を期待したい参拝者も多かったのかもしれませんが、御開帳初日と同じレベルでの混雑となっており、1時間~2時間程度の待ちは覚悟が必要な行列でした。

大勧進の御朱印所はそれほど大きな混雑はしていませんでした。

6月29日をもって2022年善光寺御開帳は終幕となります。
夕座法要において前立本尊の厨子の扉が閉じられ、翌日の6月30日には、前立本尊は大勧進の御宝庫へとお還りになります。