善光寺御開帳公式新聞について
善光寺では7年に1度の御開帳が2022年に行われています。
期間は2022年4月3日から6月29日までであり、参拝時などに役立つ情報を紹介した善光寺御開帳公式新聞が善光寺御開帳奉賛会と信濃毎日新聞社により発行されています。
2022年4月29日号は第三弾となるもので、過去発行された2号以上に多くのボリューム感となっています。
【2022年4月29日号】善光寺御開帳公式新聞(其の参)








善光寺御開帳公式新聞(其の参)のトピック
第3号となる善光寺御開帳公式新聞の内容について紹介します。
- 中日庭儀大法要(大勧進・天台宗)
- 御開帳参拝の手引き
- 第21回善光寺花回廊ながの花フェスタ2022
- 善光寺御開帳2022日本一の門前町大縁日
- 「善光寺さんとお地蔵様」のおはなし
この中から、善光寺さんとお地蔵様のおはなしを紹介します。

「善光寺さんとお地蔵様」のおはなし
日本人にとって身近な信仰の対象であるお地蔵様。善光寺の境内や周辺で見られる、ちょっと珍しいお地蔵様を紹介します。
プチ1.六地蔵・「地獄界」のお地蔵様
山門の南東に並ぶ六地蔵は、江戸時代中期に造立されましたが、第2次大戦中に金属回収で供出され、1954(昭和29)年に再興されました。私たちが何度も生まれ変わるとされる六つの迷いの世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)で救ってくれる菩薩様です。右端の「地獄界」のお地蔵様が片足を踏み出しているのは、「一刻も早く助けようというお気持ちの表れ」だそう。
プチ2.ひとにぎり地蔵
善光寺大本願入り口の左側にたたずむ「ひとにぎり地蔵」。にっこりとした表情を拝めば優しい気持ちになれます。元になったのは、大本願の授与品の一つで手のひらサイズのお守り。不安な時に左手で握りしめると、心が落ち着くと言われています。
プチ3.おやこ地蔵
2011年の東日本大震災による犠牲者鎮魂のため、津波で被災した岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松の倒木で作られたお地蔵様。親子4体のうち、母地蔵と子地蔵2体は同市の寺に、父地蔵が善光寺の本堂東側に安置され、陸前高田と長野の地を親子の縁で結んでいてくれます。
善光寺には、ここで紹介されているお地蔵様以外にもお地蔵様が安置されていますので、探してみるのも良さそうです。
- 善光寺御開帳公式新聞 其の壱(2022年3月31日号)
- 善光寺御開帳公式新聞 其の弐(2022年4月15日号)
- 善光寺御開帳公式新聞 其の参(2022年4月29日号)
- 善光寺御開帳公式新聞 其の四(2022年5月13日号)
- 善光寺御開帳公式新聞 其の五(2022年5月27日号)
- 善光寺御開帳公式新聞 其の六(2022年6月10日号)
- 善光寺御開帳公式新聞 其の七(2022年6月24日号)