御朱印をいただく場合は早めに参拝しましょう
御開帳期間中の善光寺では、朝早くから夜遅くまで参拝可能となっていますが、限られた時間しか実施されないものもあります。
基本的に、善光寺の境内は24時間入ることができますので、御開帳のシンボルともいえる善光寺本堂前の「回向柱」は夜中でも触れることが可能です。誰もいない深夜にこっそりと回向柱に触れるというのも悪くはありませんが、全く人がない善光寺を参拝するというのも少しもったいない気がします。
事前に参拝できる時間を把握して、効率よく御開帳を楽しむようにしてください。
御開帳期間中の参拝時間
【善光寺】御開帳期間中の諸堂開館時間
御開帳期間中、善光寺の施設は次の時間で開館しています。
- 本堂内陣 4月3日~4月22日 5時~17時頃
4月23日~6月29日 4時30分~17時頃 - 山門 6時30分~20時
- 経蔵 6時30分~17時
- 史料館 6時30分~17時
- 御朱印所 5時30分~20時
- 授与品所 5時30分~20時
- 法要受付 5時30分~17時頃
善光寺の境内には24時間入ることができますので、いつでも施設の外からお詣りをすることは可能です
【大勧進】
善光寺大勧進は、特に御朱印をいただく予定の方は注意が必要です。
通常では、善光寺大勧進の御朱印受付時間は15時までとなっています。
御開帳期間中は、善光寺大勧進でも特別な御朱印やお守りを頒布する予定となっていますが、買い求めることができる時間帯は通常通りであれば、8時~15時までとなります。
今のところ、御開帳期間中の特別な営業時間などは情報として掲載されていないため、善光寺大勧進の御朱印や御守りを購入する予定の場合には注意が必要です。
【大本願】
善光寺の大本願においても、御開帳時には特別な御朱印や御守りを頒布する予定となっています。
通常は、大本願は早朝から16時までの開門となっています。御開帳期間中の特別な開門時間などはアナウンスされていませんので、御開帳期間中も御朱印や御守りの頒布は16時までと考えておくと良さそうです。
【釈迦堂】世尊院
御開帳では、善光寺の本堂前と釈迦堂の前に回向柱が建立されます。
釈迦堂への参拝も御開帳においては重要なポイントになると言えます。釈迦堂の営業時間は公式には案内されていないのですが、8時~16時は御朱印や御守りをいただくことができると考えられます。
写真は釈迦堂の御朱印所の受付時間です。
御開帳期間中の行事・イベントの実施・参拝時間
善光寺の御開帳期間中に実施される催しの参拝時間は次の通りです。
お朝事
4月3日~22日は午前6時から7時、
4月23日~5月14日は午前5時30分~6時30分、
5月15日のみ午前5時10分~6時30分、
5月16日~6月29日は午前5時30分~6時30分
に執行されます。
お朝事の時に、前立本尊の厨子の扉が開かれ、夕座法要まで前立本尊を参拝することができます。
お数珠頂戴
お朝事の前後に導師(貫主様・お上人様)が昇堂・退堂する際に境内で授かることができます。
令和4年3月現在、感染症対策のためお数珠頂戴は見合わせとなっています。
御開帳期間中も見合わせになる可能性が高いと言えます。
外陣参拝
内陣とは本堂の中のことで、外陣は本堂の外側になります。
本堂が開いている間、外陣はいつでも参拝することが可能です。本堂はお朝事の1時間前に開き、御開帳期間中は午後9時に閉まります。
御印文頂戴
善光寺の金印を額に押してもらうことができます。御開帳では必ずいただきたいものの一つです。
午前8時30分~入相(午後5時)まで毎日受けることができます。
内陣参拝・お戒壇巡り
4月3日~22日は午前5時~午後5時、
4月23日~6月29日は午前4時30分~午後5時、となります。
山門拝観
午前6時30分~午後6時30分
忠霊殿史料館拝観
4月3日~22日は午前6時~午後5時、
4月23日~6月29日は午前5時30分~午後5時、となります。
一字一願写経
本堂西の「一字一願写経受付所」もしくは、忠霊殿史料館で受け付けています。
夕座法要
期間中、毎日午後5時~。
この時に前立本尊の厨子の扉が閉じられます。
参拝・拝観料
本堂の外陣での参拝(回向柱へ触れる)や御印文頂戴、お数珠頂戴は料金は掛かりませんが、本堂内陣や山門・経蔵への参拝は参拝券の購入(拝観料)が必要となります。
共通券を購入すると、三堂(本堂・山門・経蔵)と史料館を拝観できるほか、お戒壇巡りも行うことができます。諸堂ごとに買い求めるよりも共通券を購入するのが料金もお得となっていますので、共通券の購入がおすすめです。
参拝券は、善光寺本堂ほか、それぞれのお堂に自動販売機が設置されていますので簡単に購入することができます。
御開帳期間中の参拝券
善光寺の御開帳期間中は参拝券の料金が変わります。
【参拝・拝観料】
令和4年4月3日~6月29日
本像内陣券は一般600円
共通券(三堂・忠霊殿拝観券)は一般1,200円
忠霊殿参拝券は300円
※御開帳期間中は、「本堂内陣券」では史料館へご入館いただけません。(「共通券」をご購入された方はご入館いただけます)、別途、「忠霊殿参拝券」をご購入ください。
参拝券券売所(2022年3月30日追加)
善光寺本堂東側に参拝券券売所が設置されました。
本堂以外にも複数設置されるものと思われます。
参拝券券売所には、前立本尊お戒壇巡り参拝券(一般600円・高校生200円・小中学生50円)、御開帳参拝共通券(一般1,200円・高校生400円・小中学生100円)とあります。
参拝券は電子マネーで購入できます(4月2日追加)
参拝券は電子マネーでの購入ができます。
交通系電子マネーのほか、クレジットカードも使うことができます。
その他、さまざまな電子マネーに対応しているようです。
参拝券はもちろん、お守りなどの頒布品も電子マネーやクレジットカードが使えるようです。
御開帳期間中の参拝混雑予想
参拝時間内に、希望する参拝箇所を回り尽くせるかについても事前に検討しておくと良いです。善光寺の御開帳期間中、特に土日・祝日は非常に混雑する可能性が高いです。
前回(2015年)の様子
前回(2015年)の御開帳時、5月4日はかなり混み合ったのですが、待ち時間は次のようになっています。
時間帯によっては、回向柱に触れるだけで2時間待ちで、内陣参拝は2時間30分待ちとなっています。お戒壇巡りもかなりの待ち時間であることが分かります。
今回(2022年)の予想
今回の御開帳時の混雑予想は次のようになっています。
前回よりも1か月延長して御開帳が開催されるため、混雑は緩和されると言われていますが、それでもやはり土日・祝日は混み合う見込みです。
平日に休みが取れるならば、平日の参拝がおすすめです。また、土日・祝日であっても、朝早くの参拝であれば比較的余裕をもって参拝できるといえます。
また、御朱印をいただくのもかなり時間がかかる可能性があります。新型コロナウイルス感染症の影響で、帳面書きを行っておらず、書き置きのみの頒布という形式が予想されますが、それでも日付を入れたり押印したりという作業によって、御朱印所は長蛇の列になる可能性があります。
参拝時間は、余裕をもって確保することをおすすめします。