一日のうちで最も善光寺らしい姿が見られる
毎日善光寺で朝から行われるお朝事。
お朝事とは、夏は朝5時30分~、冬は朝7時~(時間は毎日分単位で変わります)善光寺の本堂で行われる勧行のことで、簡単に言えば毎朝本堂で行われるお勤め(読経)のことです。
善光寺は、天台宗と浄土宗の2つの宗派により運営されていますが、まずは天台宗のお朝事が行われ、続いて浄土宗のお朝事が行われます。天台宗は大勧進貫主と天台宗一山住職、浄土宗は大本願上人と浄土宗一山住職により行われ、両宗とも、お勤めの終わり近くに導師が参拝者に十念を授けます。
十念とは、念仏、つまり「ナムアミダブツ」を十編唱えることで、導師から一回一回「ナムアミダブツ」とお授けいただくのに続いて、参拝者も「ナムアミダブツ」と十編唱えます。これによって、善光寺如来の功徳を授かることができます。
お朝事への参加は是非オススメしたいところです。たくさんの住職が読経する姿は、まさに善光寺らしい姿であり、迫力満点です。このお朝事は、千年の昔から一日も欠かすことなく続けられていると言われています。
さらにオススメは回向の申し込みです。あらかじめ回向を申し込んでおくと、内々陣に入ることができ、仏様のみ前で、名前とお願いごとを読み上げてもらうことができます。