専用の色紙に御朱印を集める
信州善光寺にゆかりの深い5つの善光寺を含め「六善光寺」と呼び、近年は同時に御開帳を行う「六善光寺同時御開帳」を行っています。
このうち、東海地方の3つの善光寺である、
- 祖父江善光寺東海別院(愛知県稲沢市)
- 関善光寺(岐阜県関市)
- 岐阜善光寺(岐阜県岐阜市)
は、信州善光寺に向かって並ぶように立地し、近接しています。
この3つの善光寺を東海三善光寺と呼んでいます。
そして、これら3つの善光寺を巡り、御朱印をいただくのが「東海三善光寺巡り」です。
専用の色紙に御朱印をいただき、3善光寺の御朱印を集めると達成です。それによって何かを頂けるという特典のようなものはありませんが、東海三善光寺の御朱印が並んだ色紙はご利益を期待することができます。
2022年は東海三善光寺が同時御開帳を行っていますので、この機会に三善光寺を参拝し、色紙へ御朱印をいただくのはいかがでしょうか。
なお、東海三善光寺巡りは2022年だけでなく、毎年継続的に行われています。
専用色紙の入手
東海三善光寺巡りの専用色紙は、3つの善光寺どこででもいただくことができます。
色紙自体は費用は掛かりませんが、色紙を頂く際にその善光寺の御朱印をいただくことになりますので、300円が必要となります。
写真は、岐阜善光寺の納経所に掲げられた「東海三善光寺巡り」の色紙です。
3善光寺の御朱印が押印されていますが、これは3つの善光寺巡りを行った結果としてこのようになるというものであって、1つの善光寺で3つの御朱印をいただけるわけではありません。
東海三善光寺巡りに必要な費用
色紙は費用が掛からず、三つの善光寺の御朱印代が必要となります。
いずれの善光寺も御朱印は300円となりますので、900円で色紙を完成させることが可能です。御朱印集めは、さまざまな地域で企画されていますが、東海三善光寺巡りは距離的にも近く、価格もリーズナブルなため御朱印巡り(参拝巡り)が初めての方にもおすすめできます。
3つの善光寺ともに無料の駐車場が完備されており、1日あれば十分に巡ることが可能です。
東海三善光寺巡り2022年を行いました
2022年5月1日に東海三善光寺巡りを行いました。
いずれの善光寺も御開帳中であり、回向柱に触れたり、御本尊を参拝したりと充実した参拝となりました。ただし、雨天での参拝となってしまったのが少し残念です。
東海三善光寺巡りの順番は指定されていません。
今回は、善光寺東海別院・岐阜善光寺・関善光寺の順番で巡りました。
善光寺東海別院
本堂前の回向柱に触れ、本堂で御本尊に参拝を行ってから御朱印所で色紙(色紙への御朱印)をいただきます。
回向柱に触れる理由は、善光寺御開帳の回向柱(えこうばしら)で紹介しています。
一般的に、御朱印は参拝後にいただくのがマナーとなっていますので、いきなり御朱印をいただくのではなく、御本尊への参拝を先に行うようにします。
なお、善光寺東海別院で色紙をいただきましたが、既に御朱印は書かれており、いわば書き置き色紙をいただきました。
御朱印と色紙を合わせて300円を納めました。
色紙には三善光寺の御朱印を書く場所として「岐阜善光寺」「善光寺東海別院」「関善光寺」という文字が予め書かれています。
善光寺東海別院の駐車場や御朱印のいただき方など詳しい情報は関連記事をお読みください。
岐阜善光寺
岐阜善光寺の本堂と回向柱です。
回向柱に触れてから本堂内の御本尊を参拝し、色紙へ御朱印をいただきました。
納経所で東海三善光寺巡りの色紙をお願いすると、その場で御朱印(墨書きと印)をいただくことができます。
色紙に2つの御朱印が集まりました。
岐阜善光寺の駐車場や御朱印のいただき方は、関連記事をご覧ください。
関善光寺
関善光寺の回向柱と本堂です。
御本尊への参拝後、色紙に御朱印をいただきます。なお、関善光寺には日本で唯一と言われる「卍型戒壇巡り」がありますので、こちらも是非、体験してください。
関善光寺でもその場で色紙に御朱印をいただくことができます。
関善光寺の駐車場は御朱印のいただき方は関連記事を参考にしてください。
これで、3つの御朱印を集めることができ、東海三善光寺巡りが達成となりました。
2022年(寅)の御開帳が行われている期間中に東海三善光寺巡りを行ったため、岐阜善光寺では「御開帳印」を押印してくれています。
東海三善光寺巡りは毎年行われていますので、毎年の恒例行事として巡るのもご利益を期待することができます。