7年前に実際に建てられていた回向柱のお守りが限定頒布されています。これ、ホントおすすめですよ。
善光寺本堂と釈迦堂の回向柱の違い
善光寺の御開帳といえば「回向柱(えこうばしら)」がシンボルとして知られています。
回向柱は善光寺本堂だけでなく、釈迦堂(世尊院)前にも建立されています。
善光寺の回向柱は、御本尊である「阿弥陀如来(前立本尊)」とつながっており、回向柱に触れることは阿弥陀如来との結縁を結ぶことで「来世」へのご利益を約束されます。
一方、釈迦堂の回向柱は、御本尊である「釈迦」とつながっており、回向柱に触れることはお釈迦様との結縁を通じて、「現世」での幸せを約束されます。
ここら辺が少しわかりにくいところかも知れませんが、善光寺の阿弥陀如来様は「来世」の仏様であり、釈迦堂のお釈迦様は「現世」の仏様であることが異なるのです。
善光寺本堂と釈迦堂の回向柱、両方に触れることは「現当二世安楽」を約束されると信じられてきました。
詳しくはこちらでも解説しています。
御開帳後の回向柱
御開帳が終わると、回向柱はどのようになるのでしょうか。
善光寺境内の経蔵の裏手には小さな林があります。
御開帳時にたくさんの参拝者に触れらた善光寺本堂に建立された回向柱は、この林の中で長い年月をかけて土にかえっていくことになります。
一方、釈迦堂前に建てられていた回向柱はどのようになるのでしょうか?
実は、前回の御開帳時に建てられていた回向柱が、御守りとして頒布されることになっているのです。
御開帳記念 七年前の釈迦堂回向柱で作られた特別御守
七年前の釈迦堂に建てられていた回向柱で作られたお守りは、釈迦堂限定で頒布されています。
釈迦堂の中にはさまざまなお守りが頒布されています。
さまざまなお守りがあるなかで、特別御守を見つけることができます。
これは、前回(2015年)の御開帳時に実際に釈迦堂に建てられていた回向柱から作られたお守りで、釈迦堂の御本尊と御開帳期間中にずっと善の綱によって繋げらていたものです。
非常に貴重な御守りであることが分かると思います。
お守りのタイプは3つあり、「回向柱御守」「梵字守」「回向柱カード守り」です。
今回、「回向柱守」と「回向柱カード守り」をいただいてきましたのでご紹介します。
回向柱御守
回向柱御守
御開帳期間中は善光寺本堂前と釈迦堂前に回向柱(供養塔)が建立されます。
16mの一本の大木を二つに切り、下の10mは善光寺前へ、上の6mは釈迦堂の前に立てられます。
釈迦は現世、阿弥陀は来世、よって両方の柱を触ることによって、あの世とこの世の結縁ができ来世現世の幸せが約束されます。
この御守は釈迦堂前に立てられた回向柱によって作られています。
この世を守ってくださるお釈迦様のご加護で安楽に暮らせますよう願っております。
回向柱お守りの価格は1つ1,200円です。
お土産としても喜ばれるのではないでしょうか。
回向柱カード守り
七年に一度の御開帳には大小二本の回向柱が松代町より奉納されます。善光寺の阿弥陀如来は来世を守り、釈迦堂の釈迦如来は現世を守る仏様と言われています。
このお守は釈迦堂に奉納された柱の一片が納められています。お釈迦様のご加護によりこの世での幸せを願っております。
信州善光寺 釈迦堂
回向柱カード守りの価格は1つ500円です。
かなりの数量が準備されていると思われますが、なくなる可能性もありますのでご希望の方は参拝時にお忘れなく。
現世にご利益があるということで、個人的にはおすすめの御守りです。