正確には24時間参拝できるのが善光寺です
2022年4月3日~6月29日まで、善光寺では御開帳が行われています。
御開帳時の参拝時間について気になる人も多いかもしれませんが、原則として24時間参拝することが可能です。
というのも、善光寺は広大な境内を有していながら、門のようなものがありません。従って、善光寺の境内には「いつでも」「誰もが」「無料で」入ることができます。本堂前にも自由に行くことができますので、深夜に誰もいない本堂前で回向柱を独り占めすることももちろん可能です。
諸堂開館時間
善光寺境内には24時間入ることができますが、諸堂の開館時間は次のようになっています。
- 本堂内陣 4月3日~4月22日 5時~17時頃
4月23日~6月29日 4時30分~17時頃 - 山門 6時30分~20時
- 経蔵 6時30分~17時
- 史料館 6時30分~17時
- 御朱印所 5時30分~20時
- 授与品所 5時30分~20時
- 法要受付 5時30分~17時頃
20時までであれば、山門と御朱印所・授与品所が開館していることが分かります。
言い換えれば、善光寺御開帳は20時までであれば御朱印や御守りを購入することもでき、一通りは参拝可能であると言ってよいでしょう。
19時30分に善光寺御開帳に行ってきました
夜間に参拝するとどのような光景を味わうことができるのか、実際に2022年5月4日に善光寺御開帳の夜間参拝を行ってきました。
夜間はコインパーキングがおすすめ
善光寺周辺にはコインパーキングがいくつも存在します。昼間の時間帯であれば、善光寺公式駐車場がおすすめですが、夜間の場合には滞在時間もそれほど長くならないと考えられますので、コインパーキングがおすすめです。
善光寺周辺のコインパーキングは、18時以降は料金が抑えられているところが多く見受けられます。
こちらの駐車場は昼間は割高ですが、夜間は60分200円とリーズナブルな設定です。
夜間参拝の際には、コインパーキングがおすすめです。
本堂前の様子
3連休の中日ということもあって本堂前には参拝者も見られます。
平日はほとんど人がいないため、回向柱も触れ放題、独り占め可能です。
5月4日の19時30分頃の本堂前の様子です。
回向柱の待ち時間は5分程度です。
ただし、御朱印所は比較的混雑しており、20分程度は待ちそうな混雑状況でした(善光寺本堂前の御朱印所は窓口が8つあるのですが、夜間は3つか4つ程度しか開けられていないようです)。
御開帳期間中は善光寺御開帳限定御朱印が頒布されているため、御朱印所は常に混雑しています。
山門からの眺め
善光寺御開帳期間中は、回向柱がライトアップされています。
ライトアップされた状態の回向柱は、山門のうえにあがることで存分に味わうことができます。
山門は善光寺本堂手前にあります。
御開帳期間中は、20時まで拝観することができます。
山門拝観券は、自動券売機で購入することができます。
山門拝観券を受付で提示し、上にあがっていきます。
山門の階段はとても急な階段です。
足腰の弱い方や幼児はのぼるのが難しいかもしれません。
山門の内部は写真撮影が禁止されていますが、外を撮影することは可能となっています。
山門から仁王門・仲見世通りの様子です。
夜間は仲見世通りのお店もほとんど閉まっていますが、それが逆に幻想的な雰囲気を醸し出している感じも伺えます。
ライトアップされた回向柱を上から見た様子です。
本堂にも少しの光が当てられており、どっしりと浮かび上がっている様子が、クッキリと見える回向柱とのコントラストとして非常に幻想的です。
夜間参拝のまとめ
善光寺御開帳期間中は、何時まで参拝できるかと言われれば、20時まで参拝することが可能です。
ただし、「内陣参拝」「お戒壇巡り」「御印文頂戴」は既に終了しており、経蔵と史料館は閉館しています。一方、20時までであれば、「山門拝観」「御朱印をいただく」「お守りを買う」ことはできます。
混雑を避けて参拝したい方や、時間の都合がなかなかつかないという方は、夜の参拝も選択肢に入れてみるのも良いでしょう。