【2022年】善光寺御開帳参拝のしおり!見どころを完全網羅

2022年善光寺御開帳の参拝券



善光寺御開帳参拝のしおり

善光寺の境内は広大で、また、御開帳期間中は普段は行われていない行事(御印文頂戴など)もあるため、ポイントを押さた参拝が必要となります。

そこで役立つのが「善光寺御開帳参拝のしおり(2022年)」です。

善光寺公式の参拝資料で、善光寺御開帳の見どころや参拝ポイントなどが網羅されています。

善光寺御開帳参拝のしおりの入手方法

善光寺境内でも配布されているのを見ますが、基本的には「参拝券」を購入した際に手渡されます。

2022年善光寺御開帳の参拝共通券

諸堂を拝観することのできる参拝券(拝観券)を購入すると、参拝券にQRコードが付いており、これを読み込むとインターネット上から参拝のしおりへアクセスすることができます。

また、スマートフォンなどを持っていない、あるいは、紙として欲しい場合には、参拝券を購入する際に「紙版の参拝のしおりが必要か」尋ねられますので、希望してください。

内容

善光寺御開帳参拝のポイントが凝縮されています。

注目点を簡単に紹介しておきます。

善光寺御開帳参拝のしおり

回向柱

回向柱(えこうばしら)
御開帳期間中、山門と本堂の間に1尺5寸角(各面45㌢幅)、高さ33尺(約10㍍)の回向柱が建立されます。上部に巻かれた白い布は本堂で五色の糸へと変わり、さらには金糸と、なって前立本尊の右手中指につながります。そのため回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じ功徳があるとされます。四面に書かれている梵字と漢文は、宇宙の構成要素である空、風、火、水、地を意味します。

2022年善光寺御開帳参拝のしおり

前立本尊参拝

前立本尊参拝(内陣参拝)
善光寺本尊の一光三尊阿弥陀如来像はインドで姿を現し、百済へ渡り、欽明13(552)年に仏教とともに日本に渡ったと伝えられています。
その約100年後に絶対秘仏となり、以降は誰も目にした人はいません。御開帳で姿を見せるのは分身仏である前立本尊で、ふだんは御宝庫に安置されています。七年に一度の御開帳の期間だけ内々陣に遷され、開帳されます。右に観音菩薩、左に勢至菩薩、中央に阿弥陀如来が並んでいて、この形を一光三尊阿弥陀如来像といいます。御本尊は国の重要文化財に指定されています。
約150畳の広大な内陣の欄間には、極楽よりお迎えに来てくださる来迎二十五菩薩像が描かれています。

お戒壇巡り

お戒壇巡り
お戒壇巡りも善光寺参拝の魅力の一つで多くの人が結を求めて訪れます。内々陣の右側を通って奥へ進むと入り口があり、階段を降りると回廊があります。暗闇の回廊を壁づたいに歩き、御本尊の下にある「極楽の錠前」を探します。錠前に触れると、御本尊と結縁されて極楽往生が約束されるといわれています。お戒壇内では右手腰の高さで壁を触りながらお進みください。

善光寺御開帳参拝のしおりに書かれた内陣マップ

御印文頂戴

御印文頂戴(ごいんもんちょうだい)
御印文とは、御本尊と同じ閻浮壇金(えんぶだごん)でできているといわれる宝印です。この御印文を僧
侶から頭に押しあててもらう儀式が御印文頂戴で、お戒壇巡り同様、極楽往生が約束されるといわれています。ふだんは1月7日から15日のみ頂戴できるものですが、御開帳期間は特別に毎日、誰でも授けてもらえます。
御印文には、牛王宝印(ごおうほういん)、牛王噞印(ごおうけんいん)、往生決定印(おうじょうけつじょういん)の三判があり、善光寺如来の分身といわれています。

善光寺御開帳参拝のしおり2022年版

山門

山門
江戸時代中期の寛延3(1750)年に建立され、国の重要文化財に指定されています。
様式は五間三戸二階二重門、屋根は入母屋造りの栩葺で、高さ、間口とも約20㍍あります。老朽化により約40年間、2階への登楼参拝は中断されていましたが、「平成の大修理」によって平成20(2008)年から再開しています。
2階には文殊菩薩騎獅像が安置され、「智慧の門」として受験生に人気。楼上から望む門前町の景色は壮観です。

御朱印

御朱印
本堂手前左側の御朱印所にて、御開帳期間限定の御朱印・御開帳記念色紙を頒布しています。

善光寺御開帳参拝のしおりの内容

経蔵

経蔵
江戸時代を代表する経蔵建築として重要文化財に指定されています。宝暦9(1759)年の落慶、五間四方宝形造りで、内部には6771巻にもおよぶ鉄眼黄檗版一切経(てつげんおうばくはんいっさいきょう)を納めた八角形の輪蔵があります。腕木を押して高さ約17㍍、奥行約15㍍、重さ約5㌧の輪蔵を一回転させると、中の一切経をすべて読んだのと同じ功徳が得られるといわれています。

日本忠霊殿(善光寺史料館)

日本忠霊殿(善光寺史料館)
戊辰戦争から第二次世界大戦にいたる240万余柱の戦没者をまつっている、日本唯一の仏式による霊廟です。内陣には御本尊の分身仏である、関野聖雲作の一光三尊如来像が安置されています。併設の史料館には、仁王像の原型や羅漢像、かつて本堂に架けられていた奉納絵馬、ダライ・ラマ法王14世が来寺された際に開眼された砂曼荼羅(すなまんだら)などを展示しています。

善光寺御開帳参拝のしおり

善光寺御開帳参拝のしおりは、現地でもらうことができる資料ですが、事前の予習としても使うことができます。