御開帳期間中は回向柱が毎日ライトアップされます
2022年4月3日から始まる善光寺の御開帳。
期間中は、毎日、回向柱がライトアップされることになります。夜の善光寺も幻想的でおすすめです。
しかも、何よりも混雑していませんので、回向柱にゆっくりと触れることができます。
※善光寺境内は24時間開かれていますので、ライトアップ後にも回向柱に触れることはできます。
回向柱ライトアップ事業
回向柱のライトアップは次のような趣旨で行われます。
回向柱ライトアップ事業は、昼の混雑時を避け夕方から夜にかけゆっくりご参拝いただくことや、コロナ禍における分散参拝のお願いなどを目的とし、実施する事業です。
回向柱のライトアップは、前回2015年の善光寺御開帳で初めて行われたもので、今回の2022年の御開帳でも継続実施されることになります。
今回は特にコロナ禍における分散参拝にも有益であると言えます。
回向柱ライトアップ点灯式の様子はこちらで確認できます。
ライトアップされた回向柱
善光寺御開帳の前日である4月2日に回向柱ライトアップ点灯式が行われました。早い時間に行われ、日が暮れていなかったこともあり、ライトアップされた回向柱が良く見えませんでした。
そこで、4月2日の夜にあらためて善光寺を参拝してきました。
4月2日(御開帳前夜)20時30分の善光寺本堂の様子です。
すでに本堂には前立本尊が安置されており、回向柱と前立本尊は善の綱によってつながっています。また、回向柱の白布が取り除かれ回向柱が姿を現しており、触れることができる状態になっています。
翌日の御開帳前に、一足早く回向柱に触れる人が参拝していました。
夜間は時間帯によっては回向柱を独り占めすることができる「貸し切り状態」を体感することができます。これは夜間参拝のメリットとでも言えるのではないでしょうか。
山門から回向柱に向けてライトが当てられており、回向柱が明るくなる仕組みです。
回向柱ライトアップと長野灯明まつりの違い
善光寺では、例年2月に「長野灯明まつり」が行われています。
長野灯明まつりでは、善光寺本堂が五色にライトアップされます。正確には、本堂以外にも山門や仁王門などがライトアップされることになります。
上の写真は、長野灯明まつりのものです。
善光寺本堂が五色の色で照らされる(時間帯によって色が変化する)ほか、山門や仁王門、鐘楼などもライトアップされます。
長野灯明まつりでは本堂がライトアップされるのに対し、善光寺御開帳では「回向柱」がライトアップされる点が異なります。
回向柱がライトアップされた結果、本堂にもライトがあたっています。
本堂全体がライトアップされない分、余計に幻想的な雰囲気を醸し出していると言えそうです。
夜間参拝時、お守り・御朱印はいただけるのか
善光寺の御開帳期間中は次のようになっています。
- 本堂前の御守り授与所は20時まで開所(営業)
- 本堂前の御朱印所は20時まで開所(営業)
本堂に向かって右側がお守り授与所、左側が御朱印所です。
この時は御開帳前夜となる4月2日の20時30分であり、御守り授与所・御朱印所ともにすでに閉所していました。
灯りが付いているのは中で作業をしているためで、購入などはできない状況にありました。
夜間参拝をする場合で、「御朱印」や「お守り」をいただく予定がある場合には、20時までに参拝するようにしましょう。
善光寺本堂前に建てられた回向柱は45センチ角です。
これ、実際に触ってみると分かりますが、ものすごく大きいです。
しかも、不思議と本堂前の回向柱に触れると、回向柱の存在に圧倒されることになるのですが、それは触れてみての自分で体感してみてください。
山門から見る本堂
山門から見る夜間の回向柱・本堂は格別です。
実際の様子を紹介します。