平成21年の人出・参拝者数
長野県では最も初詣客を集める善光寺。管理人も初詣では信州の善光寺に行くのが毎年恒例になっています。
2009年(平成21年)の幕開けは、雪がチラつく空模様でしたが、善光寺には多くの参拝者で朝早くから混雑していました。
今年は道路(石畳)に雪がなく、通行にも支障がなかったと言えます。(大雪に見舞われる年は、根雪となっており歩くのも大変だったりします)
今年は7年に1度の御開帳の年でもあり、多数の人出が予想されていました。善光寺の初詣での人出は毎年確実に増えていたのです。詳細は、初詣では善光寺に行こうへ。
しかし、1月6日付けで発表された初詣での人出・参拝者数の集計結果は43万人と昨年比で4%ほどの減少。これは少し意外な数値で、まさか減少するとは思いませんでした。
長野県では、善光寺のほかに諏訪大社(上社・下社)などが初詣ででは有名ですが、諏訪大社においても参拝者は減少しています。
通常であれば、不景気になると初詣での参拝者は増えると言われていますので、100年に1度といわれる不況下の中、初詣での人出が減るというのはなぜでしょう?
善光寺は4月から御開帳を控えているので、場合によっては御開帳の時に行く予定だから、初詣では別の神社や寺院へ、というような人が増えたのかも知れません。
また、不景気の影響であまり遠出をすることを控え、近所の神社や寺院で初詣でを済ませた人もいたかも知れません。
他の要因としては、4日が休みだったために、4日に初詣でを行った人も多かったのでは?ということも指摘されています。
(ちなみに、43万人というのは三が日での数字です。従って、4日の人出・参拝者数は含まれていません)
善光寺への人出・参拝者数が減った真因は分かりませんが、今年1年、皆さんにとって良い年になりますように。
牛(丑)の銅像
善光寺の初詣でに行ったところ、珍しいものを発見しました。
写真をご覧頂くと分かりますが、牛の銅像です。牛と言えば、牛に引かれて善光寺参りが有名ですが、今年は丑年であることから特別に公開されたようです。
普段は公開されていないもののようですが、駒返り橋を渡った善光寺案内所の中で今年は公開されていました。この銅像は実に重さ100キロ以上ということで、数人の関係者で運んだとのこと。
写真に写っている牛の後は長椅子になっており、座布団が見えますね。その座布団のサイズから推測して頂くと、結構大きい牛であることが分かります。
もともと善光寺は牛と縁が深いお寺です。「牛に引かれて善光寺参り」の他にも、鳩字の額(善光寺の額)の善の字が牛の顔に見えると言われています。
この牛の銅像は、「なで牛」と呼ばれ、どこに触っても構わないということです。というよりも、撫でることによってご利益を得られるということのようです。
いつまで公開されているのかは分かりませんが、おそらく初詣で期間中である可能性が高いです。(もし、御開帳の時などにも公開されているようであればご覧ください。ちなみに、この牛は昔から善光寺にあったものではなく、2004年に長野市内の方から奉納されたものです)
善光寺新春特別祈願日程
善光寺新春特別祈願では、善光寺本堂の内々陣にある善光寺のご本尊の前で特別に祈願をしていただけるものです。
僧侶が祈願者の名前と願いごとを善光寺御本尊の前で読み上げ、祈願していただけます。願いごとはどのようなものでも良く、厄除、家内安全、商売繁昌、健康、合格等々何でも構いません。
あらかじめ受付をしておき、時間になると内々陣に案内され、ご本尊の前で祈願を執行します。
平成21年の新春特別祈願の日程は、
・1月1日~1月3日までは午前11時45分と午後2時15分から、
・1月4日~1月15日までは午前11時30分と午後2時30分から、
1月16日~1月31日までは午前11時30分から行われます。
※ただし、1月17日、18日、24日、25日、31日は午後2時30分からも行われます。
管理人も毎年ではありませんが、スケジュールが合う限りはこの特別祈願に参加しています。内々陣に入って、善光寺のご本尊の前(ご本尊は秘仏ですので、厨子の中に安置されており見ることはできませんが)で自分の名前と願いごとを読み上げてもらえるの大変貴重な機会です。また、特別祈願に参加すると、御守りなどを頂戴することができます。
還暦を迎えられた方の更なる健康長寿などをお祈りする「還暦特別祈願法要」も併せて行われます。
祈願料は一祈願につき5千円以上となっています。申し込みは、当日に行うことができ、本堂手前右側の授与品所の御朱印窓口です。
この特別祈願では内々陣に入ることができ、祈願が終わるとその後は有名なご戒壇めぐりをすることができます。