善光寺の御本尊は存在しないという噂、そして謎



    



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いまだ根強い善光寺御本尊消滅説(毀損、不存在)

信州長野善光寺の御本尊は絶対秘仏であり、今までに誰も見たことがなければ、これからも誰も見ることはありません。つまり、過去も未来も誰も見ることができないものとされています。

善光寺御本尊の秘仏化の理由は、なぜ善光寺のご本尊は秘仏化したのかをご覧頂くとして、その秘仏化の理由の中で根強く言われているのが、「信州善光寺の御本尊は実は存在しない」というものです。

これは、元禄時代の江戸の時代から既に言われ続けていることのようであり、現在でもそのように考えている人は多いと言います。その理由として、度重なる火事(信州善光寺は過去に記録に残っているだけで11回焼けている)で焼失した、というものがあります。

この説によれば、御本尊が秘仏化した理由は、すでにこの世に存在していないため、誰の目にも触れることは不可能であり、秘仏化せざるを得ないということになります。

しかし、善光寺の御本尊は竜宮城の閻浮壇金と呼ばれる金でできていると言われているため、火事で焼失したかどうかは分かりません。つまり、御本尊があるか、ないかは誰も見ることができない以上、もはや誰にも知る術がない、と言っても良いでしょう。

御本尊は厨子の中に安置されている訳ですが、秘仏であるため厨子の扉が開けられることは今後一切ありません。御開帳と言うのは、御本尊の厨子が開かれるのではなく、御本尊の身代わりである前立本尊が公開されることを言います。

ただ、御本尊が安置されている厨子を動かすことが年に1度だけあります。それは、毎年12月28日に行われるおすす払いです。お煤払いとは掃除のことで、つまり年末の大掃除です。この時に、御本尊が安置された厨子を5名の奉行が掃除をします。

厨子は、サラシにぐるぐる巻きにされており当然中は見えませんが、背負子のひもがついており、万が一の時(火事など)に備え、担ぎ出すことが出来るようになっています。そして、12月28日の掃除が終わると、奉行たちが万が一に備えて厨子を担う訓練をするそうです。

その訓練では、厨子が重すぎてほとんど持ち上がらないと言われます。これは、御本尊が閻浮壇金という特殊な金でできていることから大変重い、というのが理由のようです。ですから、現在は、厨子がそうとう重い、と言うことによって御本尊の存在が明らかにされていると言えるでしょう。


絶対秘仏の善光寺ご本尊の謎